Washington D.C. & Boston

初日(8/25,水)

さて,今回の旅行は飛行機代と日程の都合により夜10時15分にミネアポリス国際空港を離陸する。というフライトになっていました。

朝番の仕事だったので,仕事が終わったら速攻で帰って,仮眠を取ろうと思ったんですが,その日はちょっとやり残した作業があったので,会社に1時間ぐらい遅く残ったので,帰ってきたのが6時半過ぎ。そこから晩ご飯(サッポロ一番のやきそば)を作って食べて,お風呂に入ってくつろいでいたらあっという間に時間が過ぎていて,8時半になってました。

前の日に会社の先輩が「シカゴに行くかもしれないから資料ある?」って言ってたんですが,肝心の日本語の資料が見つからなくて困っていたんですが,荷作りをしているときに,タンスの引出しからそれが出てきたので,しばらく会えなくなることから,それを会社に持って行くことにしました。

チェックインは1時間前にしたいなぁ。と思っていたんですけど,会社に寄って,しかも,道の選択を誤ったと思うほど空港までの道のりに時間がかかってしまい,駐車場に入れたのが30分前。そこから急いでチェックインをして,搭乗口に付いたのが15分前でした。

が,前の便の到着が遅れたのか何なのか,搭乗が始まったのは定刻を過ぎること20分の10時35分。飛行機が離陸したのは10時45分でした。

出発は30分遅れたんですが,付いたのは15分遅れの1時45分(時差が1時間あるので実際のフライト時間は2時間)でした。飛んでる間はほとんど寝ていたんですが,着陸するちょっと前に起きるとまわりは真っ白。雲の中を飛んでいるのかと思ったんですけど,どうやらそうではなく,ガスがかかっているようで,飛行機の音や落ちる感じから着陸態勢に入っているにも関わらず,ずっと真っ白。「オイオイ」と思ったんですが,着陸する寸前,いきなり滑走路のランプと道が見えて,おぉ!すげぇ,こんなに視界悪くても飛行機って着陸できるんだぁ!たいしたもんだ。と感激しました。

到着したのは,ワシントンDCの空港とは言っても,メインの空港ではなく,DCから40km以上離れたワシントン・ダレス空港。到着便のモニターを見たところ,この日の最終便のようでした。この空港のメインは国際便の発着に使われているようで,ターミナルには免税店を含めた沢山のお店が軒を並べていたんですけど,さすがに深夜2時近くとあって,どのお店も閉まっていました。

そこからホテルに行くためにタクシーに乗ろうと思ったんですが,この空港は飛行機の発着するターミナルと,チェックインや荷物を受け取るロビーとが別々の建物に分かれていて,その間をモービルラウンジという,うーん。バス,電車,というよりはロビーの一部に車輪がついている。という感じの乗り物に乗って移動します。最初,なんだろう?と思ったんですけど,地球の歩き方を読んでみるとこの空港の名物と書いてあり,なるほど。と思ったのでした。機会があれば是非。

さて,メインのロビーについてからタクシー乗り場に行ってタクシーの運転手に「Hampton Innに行きたい」と言うと,「シャトルバスが出ているからバスに乗れ」と言われ…シャトルバスのところに止まっていたバンの運転手に言うと「電話があるからそこで電話して迎えに来てもらえ」と言われ…一旦,建物の中に入って,コンピュータの画面と電話の受話器がついている機械があって,そこで泊まる予定のホテルを選択して,受話器を上げてダイヤルボタンを押すと…自動的に電話がかかりました。(実は最初,受話器を上げないでダイヤルボタンを押していたんですが,ウンともスンとも言わなくて焦りました。(笑))

ホテルの人が出て「タクシーで来てくれ。バウチャーを出すから,お金は払わなくていい」と言われたので,再度タクシー乗り場に行き,タクシーに乗り込んでホテルに行くように言いました。また「ホテルのバスは来ないのか?」と言われたんですけど,タクシーで来いと言われたから。と告げて,送ってもらいました。

ホテルには10分もしないで着いたんですが,ホテルの人が出てくるのかな?と思ったけど,誰も出てこない。近場と言うこともあり,申し訳ない気持ちが先立ったので,料金とかなり多めのチップを払って,タクシーを後にしました。

で,ホテルに入ろうと思ったんだけど,表の扉は開いてたものの,内側の扉が開かない!「えぇ〜!嘘でしょう??」と思って,外に出て左右方向を確認してみたんんですけどそれらしき裏口もなく…再度,表から入ってみると,右上の方にインターホンのボタンがあって,それを押すと,ホテルの人が出てきました。「タクシーは?」って訊かれたので,金を払った。と言うと,いかにも『やれやれ,こいつ話しわかってねーよ』っていう雰囲気を漂わせながら「そうですか」と言ってチェックインの手続きをしてくれました。

ホテルとは言ってるけど,実際にはモーテルと言った方が正しく,コの字型の2階建ての建物のまわりを駐車場が囲んでいて,日本のアパートのように玄関(入り口)が直接表にあるというホテルで,部屋に入ってみると2ベッドの部屋でした。

この時点で2時半。ワシントンDCはその日の夜には飛び立たなければならなかったので,ガイドを見ると9時からオープンするのが多そうだったので,その時間には中心部に9時には着いていたかったことから,時間を逆算して,7時にホテルは出ることにし,6時半起床。ということで,目覚ましをセットして速攻で床についたのでした。やれやれ。

2日目(8/26,木)

睡眠不足で頭痛くなるかな?と思ったんですが,その兆候もなく,6時半にすっきりと目覚め,シャワーを浴びて,7時ちょっと前のシャトルバスに乗り込みました。7時15分にはダレス空港に着いたんですが,タクシー,バス,電車etc..どういう経路で中心部に行こうか考えて,結局,コストパフォーマンスが良さそうな,往復でバスを使うことにしました。

が,バスのチケット売り場が見つからない。地球の歩き方には「1階にチケット売り場がある」と書いてあったので,探しまくったところ…10分ぐらい探して,やっと見つけました。

カウンターの人に「ダウンタウンまで行きたい」と言うと,「Conference Centerだけどいいか?」と言われたんですが,そこがどこだかわからなくて,ガイドを広げていると…これまた,「やれやれ,こいつわかってねーよ」というまた雰囲気が漂い…カウンターの人は椅子に座って,くつろいでしまいました。

場所はわからなかったんですけど,ガイドには中心部近く。という感じの記述があったので大丈夫だろうと思い,もう一回ダウンタウンのチケットが欲しい。と伝えて,確認にもOK。と答えて往復のチケットをなんとか購入しました。

バスは30分間隔だったんですが,ダウンタウン行きのバスは20分,50分という出発時刻で,次回は7時50分発。20分ぐらいの空き時間ができたので,朝食を食べることにしました。

食べれるところを探したんですが,飛行機の出発する方の棟はあれだけ食べ物屋があったのに,こっちの方はチケットカウンターとニューススタンドがあるくらいで,食べるところも少しはあるみたいだったんですが,7時という時間もあったのか空いていなくて…ベーグルとかクッキーを売っている店があったんですけど,もうちょっとちゃんとした物を食べたかったので,うろうろ探し回って,ようやく,ホットドッグを売っている店を見つけたので,そこでチリドッグとペプシを買って食べると,ちょうど出発時刻が近づいてきました。

バス乗り場は1Dという看板のところ。と聞いていたので,1Dのところに行ったんですが,バスがない。1Eのところに行くとダウンタウンと書かれたバスがあり…運転手らしい人がいたので,ダウンタウン行きか?と尋ねると,そうだ。というので乗り込みました。

50人ぐらい乗れる大型のバスだったんですけど,結局,この時間に乗っていた乗客は私一人だけ。(笑)貸し切り状態でした。途中,フリーウェイを走ったんですが,途中有料道路と無料のフリーウェイが並走している不思議な道を経由して,曇ってたり雨が降ってたりして天気に不安を残しながら,35分ぐらい走ったところでワシントン塔が!「ほほう。この辺が中心部なんだ。いやぁ,来たよん♪」と胸を躍らせました。(笑)

結局,45分ぐらいでConference Centerへ到着。このときには無料で配っていた冊子の地図で場所を確認していたので,ふむふむ。と納得して,帰りのバスの場所もここでいいのか確認した後,まずは一番近そうなホワイトハウスへ向かうことにしました。

結構近いかな?と思ったんですが,思ったよりも距離がありました。でも,天気が良くなりそうだったので,気分良く,朝の道を歩きました。ホワイトハウスの裏側に着いて,敷地を人が歩いているようだったので,入ってもいいの?と尋ねてみると,チケットがないと入れない。場所はどこそこだ。と言うので,建物の中を見学するつもりもなかったんですけど,「そうか。外から見るだけでもチケットが必要なのか」と勝手に思い込んで,チケットが配られている,ビジターセンターに行きました。

前の人が11時50分。というチケットを貰ったのを見て「えぇ!」と思ったんですが,一人ということを告げると,ちょうど10時20分のチケットが1枚あまっていたようで,どっちがいいか訪ねられたので迷うことなく10時20分をもらいました。(笑)

ワシントン記念塔(工事中)9時ちょっと前だったので,そこからワシントン記念塔に向かいました。ここもチケットを配っているということだったんですが,この塔にはどうしても登りたかったので,待ってもいいや。と思ってチケットを貰いに行くとすぐ見れるとのこと。

やった〜!と喜んで,まずは入場は資料のある建物。それから塔の前に移動して,セキュリティチェックを受けて,その他家族連れや数名の人々と共に係の人に続いて塔の中へ。塔の中には1機のエレベータがありました。エレベータに乗り込んで約150m上の展望室へ。

展望室はちっちゃな窓があるぐらいで…

しかも塔は工事中でてっぺんまでやぐらが組まれていて,外観があまりよろしくないのに加え,そのちっちゃな窓からのぞきこんだときにもかなり邪魔をしていたり,そもそも湿度差で外側に水滴がついてよく見えなかったりしたんですが,それでも記念ということで見れてよかったです。

エレベータで降りるとき,一緒に乗った男性が係の人に「あの窓は開かないの?」と尋ねたところ,係の人は「開かない。この塔は石でできてるから湿度差の関係で開けられない。それに,ホワイトハウスが正面に見えるだろ?危ないじゃん」という感じで言ってるのを聞いて,「あぁ確かに。狙撃されちゃうかもしれないもんね。セキュリティチェックもそのためか!」と納得しました。(笑)

もうちょっと時間があったので,またまた地球の歩き方を見て,観光にはTourmobileというところの観光トローリーバスを使おう。と決めて,塔のそばにあるというチケット売り場へ。最初は見つからなかったけど,良く見たらあったので,そこでメインのルートを巡回しているバスに乗れるチケットを購入しました。

それから,また5分ぐらい歩いてホワイトハウスのビジターセンターまで。この時点で青空が見えつつあり,湿度も結構あったので汗をかきながら歩いていました。ビジターセンターは冷房が効いていて気持ちよかった〜。(笑)

ビジターセンターで,ホワイトハウスの歴史的背景,役割等の資料,ビデオがあったので,時間まで適当に眺めようと思うと,「すいません。これどうぞ」と日本語が。

ふっ。と振り向くと,どうみてもアメリカ人の男性が日本語のパンフを差し出してくれていました。日本語で答えようか,英語で答えようか考えたんですけど,やっぱ「Thank you」と言って資料を貰いました。(笑)アメリカでアメリカ人にいきなり日本語を話されると困っちゃいますよね。全く。(笑)

さて,時間が近づいたので集合場所のテントへ。そこには沢山の人がいたんですが,別の回の人もいるので多かったようです。10時ちょうど,10時10分の人の後,10時20分の私の回。という感じで進んで…

1回で大体200人ぐらいでしょうかね?一団になって,道路を渡って,ホワイトハウスの見学の入り口へ。そこでまた,セキュリティーチェックを受け,中に入りました。

中は順路が決められているものの,人による説明が特別ある訳でもなく,また写真やビデオの撮影は禁止されていたので,ふむふむ。と眺めながらどんどん歩いていって,前の回の人も追い越しながら,ちゃっちゃと出て来ました。

しかし,今回のワシントンDC&ボストンのどっちでも思ったんですけど,日本人,多いね。すごいわ。どこ行っても日本語が聞こえる聞こえる。半分いやはや。という気持ちになりながらも,若い人たちや小さい子供の家族連れの姿を見ると,そんなうちから見れていいなぁ。とうらやましい気持ちも半分。(笑)

White House with クレーン結局,ホワイトハウスの建物の中を見たんですけど,実際には正面にまわると柵の外側からでも(工事中でクレーン車とかが中で作業していて邪魔だったけど),外観を見たり,写真を取ることが可能だったのを見て,うっ。と一瞬思ったけど,それほど待たずに中を見学することもできたし,まっ,いいっか。ということで,納得してホワイトハウスを後に。

Tourmobile後ろの車両からそして,ホワイトハウスのそばにTourmobileの停留所があるのを発見したので,既に今までの経験から,博物館までは思ったよりも距離あるみたいだし,それなら。ということでバスを待ち乗り込みました。

2両編成の窓もないバス(屋根はある。トローリーと言った方が正確かも)には運転手の他にガイドさんがいて,走りながらいろいろな場所の説明をしてくれます。英語がわかるとさらにいいんでしょうけど,私は話し半分に聞きながら,楽チン楽チン。と感謝しながら乗ってました。

で,スミソニアン博物館へ。と言っても,正確には博物館群。なので,テーマごとに建物が別れています。しかも,一つ一つが巨大なので,しっかり全部まわろうと思ったらそれだけで,何日もかかってしまうでしょう。私は地球の歩き方を見て,今回は国立航空宇宙博物館,国立自然史博物館,国立アメリカ歴史博物館をまわることにしました。

航空宇宙博物館正面入口Tourmobileのバスの順路の関係から,最初にバスを降りて見たのは航空宇宙博物館だったんですが,ライト兄弟からの飛行機の歴史,また,人類(主にアメリカだけど)が宇宙を目指した歴史を一同に介して見ることができる博物館です。

実物の飛行機,宇宙船を間近に見ることができ,特に宇宙から実際に帰還した,宇宙船の外側や内部を見ることができたのが良かったです。あんな狭い機内で過ごしたなんて…とびっくりしました。

その他にも盛りだくさんでゆっくりみたら,そこだけで,1日過ぎてしまったでしょうけど,時間もなかったので,その他の博物館も実際にはチラッと眺めただけ。というのが実情です。でも,よかったなぁ〜。あとは本物のゼロ戦があったのにはびっくり。

国会議事堂
国会議事堂
それからまたバスに乗って,国会議事堂,ユニオン駅,郵便博物館,最高裁判所,議会図書館,国立絵画館をバスから眺めた後,自然史博物館へ。
ユニオン・ステーション
郵便博物館
郵便博物館

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